たくぶろ@趣味部屋

主にパソコン・スマホ関係で役立つ情報を発信します。

【DIY】絶対反らない!超頑丈なL字型のパソコンデスクを自作しました。

皆さん、DIYしてますか? DIYは好きですか?

 

 

今回は、DIY素人が電動ドライバー&ドリルのみの工具で、大型L字型パソコンデスクを自作してみました。

 

その結果、結局費用はいくらかかったのか、最終的にどんな問題が起きたのか、

何をどうすれば良かったのか、どこが一番苦労したのか、その他失敗談など、一連の流れを全て紹介します。

 


<目次>

はじめに

近年、PCディスプレイも安くなってきて、一つの画面じゃ物足りない!もっと作業効率を上げたい!

そこで、ツインディスプレイにしたりトリプルディスプレイにまで拡張しちゃったり・・・

 

そんな環境にずっと憧れていて2画面環境を構築し今までずっと2画面でやってきましたが、更なるステップアップという事で近々3画面化にしようと計画。

 

パソコンの画面を3つ並べるとなると、かなりの横幅スペースを考えなければいけない。そうなるとそれなりの重量に耐えられるデスクがいる❗️そして横幅も大きなデスクがいる❗️

 

Amazonなど見ていると色んなPCデスクが出てくる。

だけど、どうにも自分が理想とするサイズがない。

 

デザインがいいもの見つけても、サイズが小さ過ぎたり大き過ぎたり高さが気に入らなかったり、値段が高すぎたり。

 

自分の理想とするもの、そんな都合のよいデスクになんてなかなか巡り会えません。

 

オーダーで作ってもらえば好きな材質や好きな色、好きな大きさで自由に作れる。

って事で、早速オーダーサイトを調べてみるも・・・

 

天板だけでも6万、7万・・・

ただのテーブルならまだしも、パソコンだの何だのと重量のあるものが常にのしかかってくるので反りの心配も考えないといけない。

そうなると板の厚さもそれなりに必要。すると値段が一気に跳ね上がる。

さらには骨組みの脚などももちろん必要。

軽く10万円は超えてくる・・・ゲゲゲ。ムリだ。。。

 

オーダーは高い!高すぎる!・・・_| ̄|○ ハア

 

安く、そして自由なサイズや構造に・・・となるとやはり自作しかない。

 

という事で結論DIYしかない!

DIY素人ですが覚悟決め、一から作る事にしました。

 

やったろーじゃーないのっ!

 

木材&塗料調達

まずは自分の作りたいデスクの寸法を考え、カットする道具も持っていないので、必要な本数や長さを予め計算してホームセンターで全てカットしてもらい揃えました。

 

デスクのサイズ

以下画像は完成図だが、まずは頭の中で以下の様に希望のサイズや形のイメージをし、材料がどれだけいるのかを考える。

 

今回使った木材は、

① 2×4(ツーバイフォー)

② パイン集成材

 

以上2種類だけです。脚など骨組みは全て2×4で、天板にパイン集成材を使いました。

 

<必要部材>

天板


1820mm×910mm×25mm(6600円)

(幅1760mm×奥行き600mmでカット)

2100mm×500mm×25mm(4400円)

(幅1200mm×奥行き400mmでカット)

 

ツーバイフォー


1820mm712×12本(8544円)

 

カット代


1カット50円×20回1,000円)

 

その他


・水性ウレタンニス2,500

・水性サンディングシーラー2,000

・アイアンペイント1300

・木ねじ800

・木工用ボンド200円

・はけ(3本)(600

 

合計=約28,000円でした。

 

組み立て

まずは全ての2×4でねじ止めする所にドリルで下穴を開け、接合部にボンドを着けながらネジ止めして組み付けていきます。

 

今回の最大の目的は、トリプルディスプレイ計画。

1枚目の天板横幅は1760mm、2枚目の天板横幅は1200mm、なかなかの幅サイズ。

そんな長い机の上に、常時、メインとなる27インチのiMac + ディスプレイ×2台 + モニターアーム×2の重量が常にかかる。そう考えるとそれなりの重量になるので反りの可能性が出てくるから、超頑丈にしようという事で、天板を支える骨組み4本のうち中ふたつは縦にしました。

その為、サイドのフレームも縦向きに。

 

一番前(前面)は足元を少しでも広くするため横向きに。

 

それから、さらに強化するため、背面部分は柱を3本立てる。

 

天板の厚さは25mm厚。

 

これだけすればガチガチでしょう(笑)。

 

天板の面取り

ホームセンターで買ってきた天板に使用するパイン集成材、もちろん角はトッキントッキンです。

 

って事で、むかーーーしに何に使ったのか覚えていないが鉋(かんな)を引っ張り出してきて、サビサビの刃だったけど面取りだけならいけるかなと使ってみた(笑)。

そしたら予想的中。サビサビの刃でも面取りくらいなら全然使えました(笑)。

 

鉋で角を落としたら、ペーパーがけでなめらかツルツルになりました。

 

脚の塗装(魔法の塗料 アイアンペイント)

脚や支えなどの骨組みを塗装します。

脚部分は鉄っぽく見せたくて、今回はアイアンペイントなるものを発見❗️

 

このアイアンペイントという塗料は、木材やガラス、プラスチックなどを、この塗料を塗るだけで鉄っぽくなるという魔法の塗料❗️

 

これはいい!って事で高いけど買ってみた。

脚はブラックにするつもりだったけど、メタリックシルバーなんてのがあったので作戦変更。

 

本当はたくさん塗料を使い、スポンジなどでポンポンと叩く様にしてわざと凸凹具合を作り、あえて汚い感じにするとさらに鉄っぽくなるみたいだけど、そうなるとこの一つの塗料じゃ全然足りなかったので普通に平らに塗装。

 

天板の塗装(サンディングシーラー+水性ウレタンニス )

天板は、木の色味や模様をそのまま残すため、カラーなしの透明ウレタンニスにしました。

 

ちなみに、最初はツヤありニスにしたけど、どうもムラになるしでうまくいかず、急きょ追加でツヤなしのウレタンニスを購入して塗り直し_| ̄|○ ハア。

とその前に・・・

 

まずはサンディングシーラーという下地を塗る。

これは何かというと、木材は場所によって芯があったり柔らかいとこ硬いとこ色々なので、いきなりニスを塗ると木が所々でニスを吸い込んでしまいムラになりやすい。

それから塗料がしっかりとくっつき均一に乗る様にこの下地を先に塗る。

 

ナヌーー❗️❓そりゃいるよねと言う事で、

まずは一面ペーパーがけ。それからこのサンディングシーラーで下地塗り。

それからウレタンニスを塗る。ニスは二度塗りが基本。

ちなみにサンダーの道具もないので、自力の手動ペーパーがけ(;゚;Д;゚;.:)

 

 

①【下地塗り】

ペーバーがけ【番手は240番】

(すでに軽く腕がパンパンに😢)

サンディングシーラーを塗布

3時間の乾燥タイム

 

 

②【ウレタンニス】(1回目)

ペーパーがけ【番手は400番】

(腕が上がらなくなる😢)

ウレタンニス塗布

3時間の乾燥タイム

 

 

③【ウレタンニス】(2回目)

ペーパーがけ【番手は600番】

(腕や腰、全身が痛い😣)

ウレタンニス塗布

4時間の乾燥タイム

 

<ポイント💡>

ニスには、普通の水性ニスと水性ウレタンニスがあり、テーブルや椅子など、生活する上で色んな物を乗せたり座ったりと傷付きやすい家具にはウレタンニス。

強度があって適しているという事で迷わずウレタンニスを選択。

本棚など普段はあまり出し入れしない様な家具には普通の水性ニスで良い。

 

ちなみにウレタンニスの値段は、普通のニスの1.5倍〜2倍近くします👊

 

ツヤもあるものとないものとで選択できます。

 

最終組み付け

L字型デスクでとても大きいので、デスク1とデスク2、それから天板、全て組む前に、バラバラの状態で部屋に運び、最終結合は部屋で組み付けました。

 

まずは脚を結合させL字にさせる。

最後に天板をネジ止めし完成致しました。

 

完成!

当初、自分の計算では2日で出来るでしょう!と思っていたけど、結局4日ほどかかってしまった・・・”_| ̄|○”ハァハァ

 

 

おまけ(パームレストの塗装)

ウッドパームレストは使っていくうちに手汗などを吸い込みすぐシミになる。

それで、今回ニスも余った事だし最後の体力を振り絞り(笑)、4回目のペーパーがけ・・・

最後にニス塗りしました。

 

そうしたら新品みたいになりました👍

 

さいごに(失敗した事)

 

<失敗パート1>

まずは、画像を見て頂けると分かりますが、右手にクローゼットがあり、左壁までの間にギリギリで収まる様に寸法を測ったのですが、よくよく考えてみると、一般住宅の壁って一番下に巾木と呼ばれる5mm厚くらいの木が這わせてあるんだよね。

 

自分は壁から壁で寸法を取ってしまった為に、この巾木の分、左右合わせると約1センチほどの寸法を入れていなかったのです。

そのせいで、めーーーっちゃギリギリ😱

かろうじで入ったから助かったけど、あと2、3mmでも大きかったら入らなかったのです・・・

 

めっちゃめちゃ危なかった。

 

 

<失敗パート2>

上記のように、あまりにギリギリで隙間がないせいで、いろんなケーブルをはわすのに横から通したいものなどはほどんど通らない事になる・・・( ;´Д`)

コンセントの頭なんてあんな大きなものは当然横からは攻められません。

 

という事で、配線はわせに何かと苦労しました。

 

やはり何でもギリギリで作るのはよろしくないです。

ある程度、ゆとり持ったサイズで作りましょう。

 

 

<失敗パート3>

これが一番後悔した部分なんだけど、

足元を少しでも広く取りたい。だからとはいえ2〜30キロを超える重量物も想定しなければならないから、当然天板の反りを絶対に避けるため、とにかく頑丈な支えにこだわった。

 

真ん中にも柱の脚を立てれば反りの心配は皆無になるけど、とにかく足元を広くしたい。そのため、真ん中に柱を立てるのはどーしてもどーしても避けたい。

そうなると天板支えの骨組みで何とか強度を出そうと考えた結果↓

 

ツーバイフォー の中の2本は縦向きに、一番手前は横向きに支えを組んだ。

縦2本は真ん中より奥の位置だし、一番手前は横向きだからそんなに足元邪魔にならないであろうという作戦に出て作ったが、結果やっぱりなかなかの邪魔物でした。

足をたまには組みたくなる。そこで結構邪魔なんよねぇこの支えが(笑)。

 

正直、縦2本で十分強度も出てるし、一番手前の1本は要らなかった。

 

うん。これがね。結構邪魔(笑)。

 

製作を考えている人、足元スペースはやっぱり大事です(笑)。

気をつけましょう。

 

そして、何よりペーパーがけ。自力はかなり全身痛めます。

出来る限りサンダーを用意しましょう。

 

素人DIY。L字型巨大パソコンデスクの製作でした。

 

以上です。